「ど真剣に生きる」って何？それで人生が変わるのか
天城迅
(会社員）
社長、聞いてくださいよ。最近、仕事がうまくいかなくて…。真剣にやってるつもりなんですけど、結果が出ないんですよね。
ふーん、“真剣にやってるつもり”って言ったね？
稲盛和夫さんの”ど真剣に生きる”って言葉、知ってる？
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
名前は聞いたことありますけど…それって結局、根性論じゃないんですか？
根性論で片付けるのは簡単よ。でも、彼の言葉には人生を変える力があるの。ちゃんと説明するから聞いて。
天堂朱音
（社長）
稲盛和夫の「ど真剣に生きる」とは？人生を180度変える哲学
「ど真剣に生きる」という言葉は、京セラやKDDIを創業し、日本航空（JAL）の再建を成し遂げた経営者・稲盛和夫氏の哲学の中でも最も重要なものの一つです。
彼は人生における成功を、「考え方 × 熱意 × 能力」の方程式で表しました。この中で最も重要なのが「考え方」です。どれだけ能力があっても、考え方がマイナスなら結果もマイナスになる。逆に、考え方がプラスなら、どんな状況でも好転させることができると説いています。
「ど真剣に生きる」とは、この「考え方」の部分を極限まで磨き上げ、どんな場面でも一切手を抜かず、自分の全エネルギーを注ぎ込むことを意味します。
つまり、「ど真剣に生きる」とは、単なる努力ではなく、「生き方そのものを変える覚悟」を持つことなのです。
「ど真剣に生きる」ために必要な3つの要素とは？
天城迅
(会社員）
なるほど…でも、ど真剣に生きるって言われても、具体的に何をすればいいんです？
いい質問ね！稲盛さんは、ど真剣に生きるために『3つの要素』が必要だって言ってるのよ。
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
3つの要素？えーっと、熱意と…あと何でしたっけ？
考え方 × 熱意 × 能力！でも、実はその中でも”考え方”が一番大事なのよ。
天堂朱音
（社長）
「考え方 × 熱意 × 能力」──成功を決める3つの法則
1. 考え方がすべてを決める
稲盛氏は「人生は考え方次第で変わる」と断言しています。どんな状況でも前向きに捉え、感謝しながら生きることで、運命すら好転させることができるのです。
2. 誰にも負けない努力をする（熱意）
「ど真剣に生きる」とは、言い換えれば「誰にも負けない努力をする」ことです。努力は裏切らず、結果として人を成長させます。稲盛氏自身、京セラを創業したときは休みなく働き続けたと言われています。
3. 能力は後からついてくる
多くの人は「能力がないから無理だ」と諦めます。しかし、稲盛氏は「能力は後からついてくる」と説きます。まずは全力で取り組むこと、それが結果として能力を高めるのです。
JAL再建の奇跡──「ど真剣に生きる」が生み出した伝説
天城迅
(会社員）
でも社長、稲盛さんって実際にど真剣に生きて、どんな結果を出したんですか？
気になる？じゃあ、JALの話をしようか？
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
JAL？あの航空会社ですよね？
破綻寸前だったJALを、わずか2年で黒字回復させたのよ。
これがまさに”ど真剣に生きる”の実践例よ。
天堂朱音
（社長）
JALの奇跡──「ど真剣に生きる」が企業を救った実例
2010年、JALは1兆円以上の負債を抱えて経営破綻しました。しかし、そこに経営者として招かれたのが、当時78歳だった稲盛和夫氏です。彼は航空業界の経験がゼロにもかかわらず、JALの再建に乗り出しました。
彼が行ったのは、財務戦略ではなく、「社員の意識改革」。JALの社員一人ひとりに「ど真剣に生きる」精神を叩き込み、自分の仕事に誇りを持つよう指導したのです。
その結果、JALはわずか2年で黒字転換し、2012年には再上場を果たしました。これこそが、「ど真剣に生きる」ことがもたらした奇跡なのです。
「ど真剣に生きる」を実践するための具体的な方法とは？
天城迅
(会社員）
社長、JALの話はすごかったです。
でも、それって企業レベルの話ですよね。普通のサラリーマンが”ど真剣に生きる”って、具体的に何をすればいいんです？
いい質問ね！稲盛さんの哲学は、経営者だけのものじゃない。むしろ、普通のビジネスパーソンこそ実践すべきものなのよ。
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
でも、“ど真剣に生きる”って言われても、漠然としてて…。
大丈夫！ここからは、具体的な行動レベルで話していくわよ。
天堂朱音
（社長）
「ど真剣に生きる」ために、今日からできる5つのこと
1. 目の前の仕事を120%の力でやる
稲盛氏は「どんな仕事も、魂を込めてやることが大事」と説いています。たとえ単調な作業でも、一切手を抜かずに全力で取り組むことで、新たな発見や成長につながります。
たとえば営業職なら、1回の商談に全神経を集中させる。ただ話すだけではなく、相手の細かい表情の変化を読み取り、提案の仕方を工夫する。この意識の違いが、結果を大きく変えるのです。
2. 毎日、小さな目標を立てる
「ど真剣に生きる」とは、1日1日を大切にすること。そこで有効なのが、「今日の目標」を明確にすることです。
こうした小さな目標を積み重ねることで、成長を実感し、モチベーションも維持できます。
3. 1日の終わりに自己反省をする
稲盛氏は「反省なくして成長なし」と説いています。毎晩、今日1日を振り返り、自分の行動をチェックしましょう。
この習慣が、自己成長を加速させます。
4. 「感謝」を言葉にする
稲盛氏は、「感謝の心が成功を引き寄せる」と述べています。上司や同僚、取引先、お客様に対して、意識的に「ありがとう」を伝えましょう。
感謝の言葉を増やすことで、人間関係が良くなり、仕事の成果も自然と上がります。
5. 自分より他人を優先する（利他の精神）
「ど真剣に生きる」とは、自分だけの成功を追うことではありません。他人の成功を支援する姿勢が、最終的に自分の成功につながるのです。
「ど真剣に生きる」ことで、人生はどう変わるのか？
天城迅
(会社員）
社長、なるほど。“ど真剣に生きる”って、結局は”日々の積み重ね”なんですね。
そうよ。劇的な変化を求める人ほど、足元を見ていないものなの。
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
でも…本当にこれで人生って変わるんですか？
じゃあ、“ど真剣に生きた人”がどんな未来を手にしたのか、話してあげる。
天堂朱音
（社長）
「ど真剣に生きた人」に訪れる3つの変化
「ど真剣に生きる」を実践すると、人生にどんな変化が訪れるのでしょうか？稲盛氏の哲学を実践した人たちの事例を交えながら、3つの大きな変化を紹介します。
1. 圧倒的な成果が出る
どんな仕事も全力で取り組むと、周囲との差が歴然とします。例えば、営業であれば「話す相手全員に120%集中する」ことで、成約率が大幅に向上します。結果、上司からの評価も上がり、昇進やボーナスアップにつながるでしょう。
2. 人間関係が劇的に良くなる
「ど真剣に生きる」人は、周囲から信頼されます。本気で相手を思いやり、誠実に接することで、取引先や同僚からの評価が向上。結果として、仕事がスムーズに進むようになります。
3. 自己成長が加速する
毎日を全力で生きると、数カ月後、数年後には圧倒的な成長が手に入ります。稲盛氏自身も、創業当初から「全力で仕事に向き合う」ことを貫き、その結果、世界的企業を築き上げました。
「ど真剣に生きる」を、あなたも実践しよう！
天城迅
(会社員）
社長、なんだか…今までの自分が恥ずかしくなってきました。
気づけたなら、もう半分成功したようなものよ。
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
明日から、“ど真剣に生きる”を実践してみます！
いいわね！やるからには本気でね。
天堂朱音
（社長）
【おさらい】「ど真剣に生きる」を実践するための5ステップ
「ど真剣に生きる」ことで、あなたの人生は劇的に変わります。さあ、今この瞬間から、ど真剣に生きてみませんか？
未来を切り拓く「ど真剣に生きる」心を養う
天城迅
(会社員）
社長、最近の実践を続けていると、自分でも変わってきたのを感じます。
でも、モチベーションの維持ってどうすればいいんでしょうか？
迅君、それは大事なポイントよ。
変化があると同時に、壁にぶつかることもある。でも、そこで諦めずに前進するための『ど真剣な心』をどう養うかが鍵なの。
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
具体的に、どんな習慣や心構えが必要なんですか？
毎日の自己反省と、目の前の小さな成功体験を大切にすること。
失敗も含めて振り返ることで、次に活かす糧になるのよ。
天堂朱音
（社長）
「ど真剣に生きる」心構え
「ど真剣に生きる」心を養うためには、まず日々の生活における自己管理と内省が不可欠です。稲盛和夫氏の教えによれば、たとえ小さな一歩でも、着実に前進することが未来を切り拓く原動力となります。
具体的には、毎朝のルーチンや夜の自己反省を習慣化することで、自分の行動や感情を客観的に見つめることができます。
感謝や励ましの言葉は、ただの精神論に留まらず、実際の行動変容を促す大切なエネルギーとなります。こうした日々の積み重ねが、最終的には自己革新へとつながり、あなたの人生を大きく変える原動力となるでしょう。
成功体験から学ぶ、ど真剣に生きるの本質
迅君、成功を実感するためには何が必要だと思う？
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
やっぱり、結果が数字で見えることと、周りからのフィードバックじゃないですか？小さな成功でも、明確に感じられるとやる気が続きます。
その通り。成功体験は、モチベーションを維持するうえで欠かせない要素よ。成功を記録することで、未来へのビジョンがより明確になるのよ。
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
成功体験を、どんな風に記録すればいいんでしょうか？
成功体験を記録して、士気を高め続ける
成功体験を実感するためのポイントは、達成感を明確な数値や具体例として記録することにあります。例えば、営業成績やプロジェクトの進捗、あるいはお客様からの感謝の言葉など、目に見える成果をリスト化してみましょう。日報や週報に、今日の「成功事例」や「改善点」を具体的に書き出すことが効果的です。これにより、自分自身の成長を振り返る際の材料となり、どんな小さな成功でも見逃さずに捉える習慣が身につきます。
また、成功体験は個人のモチベーションだけでなく、チーム全体の士気を高める役割も果たします。
定期的にチームミーティングを行い、各自が実感した成功や学びを共有することで、相互の刺激が生まれ、全体のパフォーマンスが向上するのです。
さらに、失敗した事例についてもオープンに話し合い、どのように改善できるかを議論すること。失敗を恐れずにチャレンジする環境こそが、「ど真剣に生きる」精神を根付かせる土台となります。こうしたプロセスを通じて、自己成長の実感が確実に得られ、最終的には大きな成功へとつながっていくのです。
未来へ挑戦し続ける、持続可能な「ど真剣に生きる」実践法
天城迅
(会社員）
社長、日々の積み重ねで成功を感じるようになりましたが、どうしても先が見えなくなると不安になってしまいます。
その不安は誰にでもあるわ。未来への挑戦は、常に未知との戦い。
でも、その先にある可能性を信じることが大切なのよ。
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
未知への挑戦って、具体的にはどうやって乗り越えるんでしょうか？不安に負けずに進むためのコツってありませんか。
それは、目標を具体的に設定し、小さな成功体験を積むこと。そして、仲間と共に挑戦を分かち合うことが大切ね。
天堂朱音
（社長）
未来への挑戦を持続的に実践するために
未来への挑戦を持続的に実践するためには、明確な目標設定とその達成に向けた具体的なプランが必要です。
まず、短期、中期、長期の目標をそれぞれ設定し、毎日のタスクに落とし込むことが効果的です。
短期目標は、日々の業務の中で達成可能なものを設定し、それをクリアすることで自信を積み上げていきます。中期や長期目標は、達成までのプロセスを細分化し、進捗状況を定期的に見直すことが重要です。
また、未来に対する不安や恐怖を乗り越えるためには、仲間や上司、メンターとの定期的なコミュニケーションも有効です。誰かと目標や進捗について共有することで、自分一人で抱え込むリスクが減り、客観的なアドバイスを得ることができます。さらに、失敗や挫折を経験した場合は、その経験を次への教訓として捉えることが大切です。失敗から学び、同じ過ちを繰り返さないための反省と改善が、結果として持続可能な成長につながります。
自己肯定感を高めるために、日々の成功を記録する習慣を継続すること。自分の成長や達成を実感できると、不安は次第に和らぎ、未来への挑戦がより楽しみに変わります。未来は常に不確実ですが、その中で自分自身を信じ、前進し続けることで、やがて大きな実りが待っているのです。
何歳になっても「真剣に生きられない」あなたへ──人生の本番は、今ここから
天城迅
(会社員）
社長、“ど真剣に生きる”って話を聞いて、最近は毎日全力で頑張ってます。
でも…どこか心の奥で『まだ本気になりきれてない』って感じるんですよね。
ほう、それはどういうこと？
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
…正直、どこかで『まだ若いし、本番はこれから』って思ってるんです。まだ人生の準備段階というか…。
迅君、それが”危険な考え”だって気づいてる？
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
え？
“本番はこれから”なんて思ってるうちに、人生はあっという間に過ぎていくのよ。
そして気づいたときには『もう遅い』って後悔する。
──でもね、そうじゃない。“人生の本番は、今ここから”なのよ。
天堂朱音
（社長）
「人生の本番は、今ここから」── 何歳でも遅すぎることはない
人生は、何歳になっても「本気で生きよう」と思ったその瞬間から変わる。
だが、多くの人はこう思う。
でも、これは大きな間違い。
人生に「本番前」なんてない。すべてが本番であり、いつでもやり直せる。
もし、今あなたが「真剣に生きられていない」と感じるなら、それは今日から変えられる。
たとえどんなに過去を後悔していても、どんなに怠けてしまったとしても、今ここで「ど真剣に生きる」と決めれば、未来は変えられるのだ。
もしも10年後に死ぬとしたら、あなたは今から何をする？
天城迅
(会社員）
今さら何を始めればいいのかわからないんです。何を真剣にやるべきか、何が正解なのか…。
それなら、一つ質問させて。
もし、10年後に確実に死ぬとしたら…今から何をする？
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
10年後…死ぬ？
そうよ。10年後には何もかも終わるとしたら、何をする？仕事を頑張る？家族と過ごす？夢を追う？
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
……。
その答えが、あなたが”今から真剣に生きるべきこと”よ。
天堂朱音
（社長）
10年後に人生が終わるなら、何を選ぶか？
この問いは、あなたの本心を映し出す鏡です。
「10年後に確実に死ぬ」と考えたとき、もし何も思い浮かばなかったなら、今の生き方に疑問を持つべきかもしれない。
逆に、「本当にやりたいこと」が頭に浮かんだのなら、それこそがあなたの人生で大切にすべきもの。
人生は長いようで、あっという間に終わる。だからこそ、「ど真剣に生きる」ことで、自分の本当に大切なものが見つかり、充実した人生を送ることができます。
「ど真剣に生きる」ことで見つかる本当の人生
天城迅
(会社員）
10年後に確実に死ぬとしたら…
僕は、営業の仕事をもっと本気でやりたいかもしれない。
ふむ、理由は？
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
これまでずっと『仕事は生きるための手段』だと思ってました。
でも、最近、お客様に感謝されるとすごく嬉しいんです。もっと役に立ちたいって思うようになりました。
それこそが、“ど真剣に生きる”ことなのよ。生きる意味なんて、最初から決まってるものじゃない。“ど真剣に生きる”ことで、自分の役割が見えてくるの。
天堂朱音
（社長）
「ど真剣に生きる」ことで、人生はこう変わる
「ど真剣に生きる」と決めた瞬間、世界は違って見えます。
1. すべての時間が貴重に思えるようになる
毎日を惰性で生きていたときとは違い、1時間1分1秒が価値を持つようになる。無駄な時間を減らし、より充実した日々を送れるようになる。
2. 仕事のやりがいが生まれる
「ただの作業」だった仕事が、「自分が本気で向き合うもの」に変わる。結果、成長スピードが上がり、キャリアアップにもつながる。
3. 人間関係が劇的に良くなる
本気で生きる人は、周囲から信頼される。「適当に生きている人」と「ど真剣に生きている人」では、人とのつながりの深さがまるで違う。
今、この瞬間から「ど真剣に生きる」と決めよう
天城迅
(会社員）
社長、僕は今日から本気で生きます。
仕事も、人とのつながりも、すべてに真剣に向き合います。
いいわね、迅君。でも、一つだけ覚えておいて。
“ど真剣に生きる”って、一度決めたから終わりじゃないのよ。毎日、何度でも自分に問いかけること。『今日はど真剣に生きたか？』ってね。
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
…毎日、本番のつもりで生きるってことですね。
そう。それができたら、人生は最高に充実したものになるわ。
天堂朱音
（社長）
もしも10年後に確実に死ぬとしたら、あなたは今から何をしますか？
その答えは、“ど真剣に生きる”ことで見つけられる。
誠におめでとうございます。
ついにようやく、この瞬間からあなたの人生の本番が始まります。
最後に、稲森和夫さんの名言を学んで、毎日をガラッと塗り替えましょう！
稲盛和夫の名言とその深い意味──人生を豊かにするために
天城迅
(会社員）
社長、稲盛和夫さんの本を読んで、心に響く言葉がたくさんありました。
その中でも特に印象的だったのが『人生・仕事の結果＝考え方×熱意×能力』という言葉です。
それは稲盛さんの有名な方程式ね。人生や仕事の成果は、この3つの要素の掛け算で決まるという考え方。
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
はい。でも、具体的にどういう意味なのか、もう少し深く理解したくて。
いいわ。では、稲盛さんの名言をいくつか取り上げて、その意味を一緒に考えてみましょう。
天堂朱音
（社長）
1. 人生・仕事の結果＝考え方×熱意×能力
この方程式は、稲盛和夫氏が提唱したもので、人生や仕事における成果は「考え方」「熱意」「能力」の3つの要素の掛け算で決まると説いています。特に「考え方」は-100点から+100点までの幅があり、ポジティブな考え方を持つことで、結果も良い方向に導かれるとされています。一方で、どんなに高い能力や強い熱意があっても、考え方がネガティブであれば、結果もマイナスになり得るという教えです。
例えば、あるプロジェクトに取り組む際、高いスキル（能力）と情熱（熱意）を持っていても、「どうせうまくいかない」といったネガティブな考え方をしていると、そのプロジェクトは成功しづらくなります。逆に、平均的な能力でも、「必ず成功させる」という前向きな考え方と強い熱意があれば、結果は大きく変わるでしょう。
2. 仕事をとことん好きになれ
稲盛氏は、どんな分野でも成功する人は、自分のやっていることに無上の喜びを感じ、惚れ込んでいる人だと述べています。仕事に対して情熱を持ち、心から好きになることで、困難を乗り越え、大きな成果を上げることができると説いています。
例えば、ある職人が自分の技術に誇りを持ち、日々の作業に情熱を注いでいるとします。その結果、他の人には真似できない高品質な製品を作り出し、多くの顧客から信頼を得ることができます。このように、仕事を心から好きになることで、自然と成果もついてくるのです。
3. 思いは必ず実現する
稲盛氏は、「人が『どうしてもこうありたい』と強く願えば、その思いが必ずその人の行動となって現れ、実現する方向に自ずから向かう」と述べています。強い願望や目標を持つことで、それが行動に反映され、結果として実現に至るという考え方です。
例えば、起業を目指す人が「絶対に成功する」という強い思いを持ち続けることで、その思いが日々の行動や判断に影響を与え、結果として成功を手にすることができます。このように、強い思いは行動を変え、現実をも変える力を持っています。
4. 順調なら「よし」。逆境なら「なおよし」。
この言葉は、順調な時はもちろん良いが、逆境に直面した時こそ成長のチャンスであり、さらに良いと捉える考え方を示しています。逆境をネガティブに捉えるのではなく、自分を鍛える機会と捉えることで、より大きな成長を遂げることができると説いています。
例えば、ビジネスで大きな困難に直面した際、それを悲観的に捉えるのではなく、「この経験が自分を成長させる」と前向きに受け止めることで、新たな解決策を見出し、結果として更なる成功を収めることができます。
まとめ──「ど真剣に生きる」ことで人生は輝く
私たちは、つい「人生の本番はこれから」と考えてしまいがちです。
「30代だからまだ準備期間」「40代になってから本気を出せばいい」「50代からでも遅くない」と、先延ばしにしてしまう。
でも、本当にそうでしょうか？
人生に「準備期間」なんてありません。
今、この瞬間こそが、本番なのです。
稲盛和夫氏の名言にあるように、
「人生・仕事の結果＝考え方×熱意×能力」 という方程式を意識すれば、どんな状況でも前向きに進むことができます。
この4つの実践が、「ど真剣に生きる」ことに繋がります。
そして、それが 人生を変える力 となるのです。
天城迅
(会社員）
社長、僕…なんだか怖いです。
これまで、『本気を出すのはいつか』って思ってた。でも、“いつか”なんて来ないんですね。僕は、ただ逃げてただけなのかもしれない。
そうかもね。でも、それに気づけたなら、もう第一歩は踏み出してるわ。
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
でも…今から変わるって、本当にできるんでしょうか？
もちろんできるわよ。
“今”を本気で生きると決めたら、すべてが変わる。私たちの人生は、“今ここから”始まるのよ。
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
……。社長、僕は今日から”ど真剣に生きる”と決めます！
いいわね。じゃあまず、今日一日をどう生きるか、決めなさい。
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
……お客様に、“本当にこの人に頼んでよかった”って思ってもらえる仕事をします！僕のプライドを賭けて！
いいじゃない。じゃあ、明日は？
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
今日より、もっといい仕事をします！
そう、それでいいのよ。
天堂朱音
（社長）
天城迅
(会社員）
社長、ありがとうございます。
礼を言うのは10年後ね。その時、本当に”ど真剣に生きた”と言える自分になれていたら、また一緒に祝いましょう。
天堂朱音
（社長）
人生の本番は、いつ始まるのか？
それは “今、この瞬間” からです。
ど真剣に生きることが、あなたの未来を創る。
さあ、今日から「本番」を生きましょう。